子宮頸がんの婦人科検診
婦人科検診では、まず最初に子宮頸がんのチェックが行われます。
具体的には、綿棒のような器具で細胞を採取して検査をします。
その結果、がんの疑いのある場合は、組織を採取して精密検査が行われます。
この検査は、がんを見つけられる確率が高く、比較的簡単に行える検査のため、各自治体が検査費用を補助して行っています。
子宮体がんの婦人科検診
子宮体がんの検査は、子宮頸がん検診を行った結果、医師が必要と判断した場合のみ行われます。
子宮内部の細胞を少量削り取って検査を行うため、多少の痛みや出血を伴います。
この検査も各自治体の検診で行っています。
HPV検査
婦人科検診は、専門施設でも行うことは可能です。
専門施設では、自治体の検診で行われる検査の他に、HPV検査も行っているところが多くあります。
発がん性の高いHPVに感染していた場合は、3ヵ月ごとに再検査が行われます。
感染が気になる場合は、ぜひ受けておきましょう。
卵巣がんの婦人科検診
卵巣がんの検診は、専門施設のみで行われています。
検診では、膣の内部から超音波エコー画像でチェックをします。
エコー画像では、子宮内膜症、子宮筋腫などの病気の有無も調べることが可能。
卵巣がんは、初期症状がほとんど無いため、見つかった時にはすでにがんがかなり進行している場合もあるので、心配な方は定期的に受けるようにしましょう。