乳房の痛み
月経前に乳房が張って痛かったり、突然乳房全体が痛くなることに悩む女性は大変多く存在しています。
自分で触ってみて、しこりのようなものがあると乳がんを疑ってしまいがちですが、乳房の病気には良性のものもあるため、まずはきちんとチェックしてみましょう。
月経前に痛くなる場合は、月経前症候群の可能性があります。
月経に関係なく痛む場合は更年期に多いため、女性ホルモンが減少し、乳腺が影響を受けていることが原因と考えられています。
ただし、乳房の一ヶ所だけが痛む場合は、乳がんの可能性もあるため、乳がん検診を受けるようにしましょう。
乳腺とは
乳房は主に乳腺と脂肪組織でできています。
乳腺とは、乳汁を作る場所とそれを運ぶ乳管であり、片方の乳房には15〜20本存在しています。
乳腺は女性ホルモンの影響を受けているため、月経前に乳房が張ったり、妊娠をすると乳房が大きくなったりします。
閉経を迎えて女性ホルモンの分泌が止まると、乳腺は脂肪に変化。
そのため、乳房全体が柔らかくなり、靱帯も伸びるので、垂れてきます。