子宮がんの種類
子宮がんには子宮の入口にできる「子宮頸がん」、奥にできる「子宮体がん」の2種類があります。
子宮頸がんの原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染。
性交渉の経験が多いほど感染する可能性は高くなるため、若い人に発症することが増えています。
ウイルスに感染すると必ず発症するわけではありませんが、喫煙や体の免疫力が低下していると発症しやすくなっています。
子宮体がんは、エストロゲンの作用で子宮内膜が厚くなったところにできるがんです。
厚くなった子宮内膜は通常、月経で剥がれ落ちるため、月経があれば子宮がんになる可能性はほとんどありません。
その反面、閉経後の女性に発症することが多くなっています。
しかし、最近では若い女性にも子宮体がんが増えています。
これは、過度のダイエットやストレスのせいで月経が止まってしまうことが原因と考えられています。
卵巣がん
婦人科のがんには、子宮ではなく卵巣にできる「卵巣がん」もあります。
卵巣がんは、卵巣が肥大したり、お腹に水が溜まるなどの症状が出ます。
しかし、自覚症状はないため、単に太ったと勘違いしてしまう危険性も。
卵巣がんは40代以降の女性に多く発症していますが、現代医学でも原因についてはまだ完全に解明されていません。
出産経験がなかったり、少ない女性にも多いため、少子化の現代では卵巣がんになる女性は増えるとされています。