金利
住宅ローンを借りた場合、30年などの長期間をかけて返済するため、ごくわずかな金利差でも大きな額になってしまいます。
そのため、住宅ローンを借りる時は金利の安いものを選ぶようにしましょう。
住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)は、自己資金(頭金)を約2割用意する必要がありますが、比較的低金利なのでオススメ。
次に財形住宅融資、自治体融資などの金利が安くなっています。
反対に、銀行などの民間金融機関の住宅ローンは比較的高めに設定されています。
一部繰り上げ返済
住宅ローンの利子を減らすには、一部繰り上げ返済を行いましょう。
50万円〜100万円単位のため資金は必要ですが、借金残高が減って金利も減るので、ローンを組んでからすぐに繰り上げ返済を行えば、数百万円も得する可能性もあります。
そのため、資金に余裕がある場合は、すぐに繰り上げ返済を行うようにしておきましょう。
また、住宅ローンの繰り上げ返済には、「期間短縮型」と「返済額軽減型」の二種類があります。
「期間短縮型」は、返済額はそのままで返済期間を短くする方式。
「返済額軽減型」は、繰上げ返済後に毎月の返済額を減らして、返済期間はそのままにする方式。
返済総額は「期間短縮型」の方が少なくなるので、こちらを選んだ方がお金は節約できます。
住宅ローンは短期間で返した方が得、と覚えておきましょう。
借り換え
住宅ローンの借り換えをする場合、印紙税、司法書士の手数料、火災保険料などの諸費用がかかります。
金利が低くなったとしても、諸費用の方が多くかかってしまった場合は結果的に損をしてしまいます。
諸費用を払ったとしても得になるように、きちんと計算をしてから借り換えるようにしましょう。
返済
リストラなので突然会社を解雇されてしまったり、転職などで給料が減った場合、住宅ローンの返済が苦しくなる場合もあります。
そのため、銀行では救済措置として返済期間の延長、金利の引き下げなどを行う特例を設けています。
もし、返済が苦しくなった場合はまずは銀行に問い合わせてみましょう。
定期借地権付物件
定期借地権付物件とは、一定期間、土地を借りる権利がついた物件です。
借地のため、土地は自分のものになりませんが、価格は安く設定されています。
また、一般定期借地権付物件は、50年後に家やマンションを取り壊して更地にして返還する制度。
割安で中には半額程度の物件もあるため、人気があります。
売却損
地価が下がって含み損を抱えた一戸建てやマンションを売却する場合、その損失は所得から差し引くことができるため、確定申告で税金を取り戻すことができます。
損失が大きいほど、所得税を払わなくて済む期間が長くなるので、ぜひ行っておきましょう。